陶器婚式の意味とは?
紙婚式で始まる結婚記念日の名称は、柔らかいものから硬いものへ、リーズナブルなものから価値の高いものへと変化していきます。
結婚9年にもなれば、若かった二人が次第に馴れ合いの関係になってくる時期。陶器は日常的なものだから硬くて丈夫だけど、ぶつかればヒビや割れることもある焼き物です。陶器婚式に陶器を贈る習慣には、「ヒビに気をつけて、陶器を扱うように夫婦関係を大切に」という意味が込められています。
なお、類似する結婚記念日に20周年の磁器婚式があります。磁器は陶器より硬く、「年代と共に値打ちが増す夫婦」という意味が込められています。
陶器婚式に贈りたいプレゼント
陶器婚式に贈りたいプレゼントは「陶器」です。陶器は吸水性のある粘土質の土で作られており、磁器より低い温度で焼かれています。そのため、透光性はないものの吸水性があり、温かみのある素朴な風合いと使うほどに味わいが出るのが特徴です。陶器は茶碗を始め、丼ぶりや湯飲み、土鍋、徳利など、私達の生活にかかせない食器がほとんどです。
結婚9年ともなれば、家族の人数が増え、食卓に使う食器の用途や趣味も変化しているのではないでしょうか。陶器婚式の記念に、長く使える気に入ったデザインの陶器を揃えて選びたいですね。
陶器婚式のワンポイントアドバイス
「インテリア」
もちろん食器以外にも、さまざまなシーンで活躍する陶器はたくさんあります。花やグリーンを飾るのが好きであれば植木鉢や花瓶・花器、家族やお客様を出迎える玄関に高級感のある傘立ても人気があります。また、インテリア小物として、お茶やアロマオイルの香りが楽しめる茶香炉や、家族写真を飾るための写真立てなども部屋のアクセントになります。
「陶器に出会う旅」
日本には、さまざまな陶器の名産地があります。
栃木の益子焼・岐阜の美濃焼・京都の清水焼・岡山の備前焼・佐賀の唐津焼。
それぞれ風合いが違い、二人の好きな焼き物を求めて、夫婦で旅に出てみることもいいですね。また、二人で陶芸体験をして、オリジナルの器を作っても素敵な思い出になるかもしれません。
普段使いの食器からちょっと贅沢なインテリアまで、選択肢が多いのも陶器の魅力。二人の生活にちょっと華を添え夫妻で過ごした9年を陶器のようにかため、ヒビに気をつけて過ごしてみてはいかがでしょうか。
ハイドレンジア
イギリス人男性と国際結婚し、言葉や文化の違いに戸惑いながら海外で子育て奮闘中です。趣味は読書、ガーデニング、クッキングです。