銀婚式のお祝いをする意味とは
ドイツで始まった結婚記念日を祝う習慣は、その後ヨーロッパ全域に広まっていきました。初めて銀婚式が行われた1624年には、「銀」にちなんだ贈り物が選ばれたそうです。日本では、1894年に明治天皇が銀婚式のお祝いを行ったことから一般家庭にも定着しました。
銀婚式には、今まで共に歩めたことへの感謝と銀のように輝く夫婦への祝福、そして結婚50周年の金婚式へ向けてさらに夫婦の絆を深めていく...という意味があります。
ちなみに結婚記念日には厳密なルールはないため、入籍日や挙式日、または結婚を決めた日などお二人が納得しているならいつでもOK。夫婦で贈り物を交換したり家族で食事をしたりなど、お祝いの仕方もさまざまです。子どもが両親のために銀婚式のお祝いをしてあげることも、わが子の成長や家族の絆を実感できる良い機会となるでしょう。
銀婚式にふさわしい定番プレゼントとは
銀婚式では昔から「銀」にちなんだペアのものが贈り物として選ばれてきました。ネックレスやカトラリー、インテリア雑貨など上質な銀製品は特別なお祝いにふさわしいでしょう。
時を重ねるごとに深みが増す銀の上品な風合いは「いぶし銀」のように美しく輝くお二人にぴったりです。また、指輪や時計、お箸、カップなどペアのものも喜ばれるでしょう。ペアアイテムは名入れなどのサービスも充実しており、記念に残る特別なプレゼントを選ぶことができます。
思い出に残る旅行のプレゼントも人気
毎年の結婚記念日には「食事」や「お花」をプレゼントする方が多いようですが、結婚25年の節目である銀婚式では少し特別感のある「旅行」のプレゼントが人気です。新婚旅行で行った場所など思い出の地を再び訪れるのも素敵ですね。旅行プランによってはサプライズなどを用意したものもありますから、事前に問い合わせてみましょう。
趣味や好みに合わせたプレゼントも最適
スポーツなど夫婦共通の趣味があるならば、一緒に使えるアイテムをプレゼントするのもよいですね。楽しい会話のきっかけとなり、二人で過ごす時間も自然と増えるかもしれません。
また、夫婦そろってワインがお好きな場合は、25年物の熟成ワインとワイングラスを贈るのもおすすめです。なかにはオリジナルラベルを作製してくれるサービスもあります。25年分の想い出をゆっくりと語り合いながらワイングラスを傾ける時間は、お二人にとって忘れられないひと時となるでしょう。
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自宅で過ごしたい派には
自宅で時間を気にせずゆっくり楽しみたいというご夫婦にはケータリングサービスを利用した自宅での食事会はいかがでしょうか。
ケータリングにも多種多様にあり、料亭やレストランの味を楽しめる以外に、自宅にいながら調理器具持参でシェフによる最高級のフレンチやお寿司が味わえる豪華なサービスもあります。配達だけでなく後片付けもお願いできるところにすれば、ご夫婦の負担も少なく、記念日を最後までゆっくり楽しむことができますよ。
子供から両親の銀婚式を祝うなら
親にとって何よりも嬉しいのは、やはり子どもからの感謝の気持ちだそうです。いつもはなかなか言えない感謝の言葉を手書きの手紙で伝えるのもよいでしょう。絵心のある方は、オリジナリティあふれる絵手紙や似顔絵などをプレゼントに添えるのもおすすめです。
また、いつまでも形が残るものとして記念写真やフォトブックを贈る方も多いようです。さらにフォトムービーにすれば、遠く離れて住む家族や友人に見てもらうこともできるでしょう。
さまざまなアイデアを盛り込んで、世界にたったひとつの素敵なオリジナルアイテムを作ってみてはいかがでしょうか。
「旅行券」を贈るのがおすすめ。他のプレゼントと一緒に渡せば味気なく感じられることもありません。夫婦水入らずの旅行はご両親の思い出作りに一役買うでしょう。サプライズで贈るのも良いですが、普段から旅行が好きなご両親には事前に予定や行きたい場所をリサーチし、希望のところをプレゼントするのも良いでしょう。
「銀婚式」は25年もの長い時間を共に過ごしてきた夫婦にとって特別な記念日です。そして、家族にとっては普段なかなか言葉にできない感謝の気持ちを伝える絶好のチャンスですね。真心のこもったプレゼントで素敵な銀婚式をお過ごしください。
Julia
ミクロな家庭生活からマクロな世界経済まで、幅広く執筆活動を行っているフリーライター。人の役に立つ記事を書くことが目標。最大の癒しは子どもの笑顔。「成長なんかしないでかわいい子どものままでいて欲しい」