お祝いの王道、シャンパン
シャンパンは芳醇な味わいが特徴のフランスのシャンパーニュ地方限定のスパークリングワインです。豪華な黄金色をしたシャンパンは、結婚記念日という特別な日を盛り上げるのにピッタリ。細かな泡立ちや上品な香り、サッパリとした口当たりは和洋の料理を選ばすに楽しめます。
なかでもおすすめはローラン・ペリエ社から発売されているシャンパンのグランシエクル。ワインではおなじみの品種であるシャルドネとピノ・ノワールがほぼ半々にブレンドされていて、香りから口当たりまで素晴らしいと評判です。熟成した芳醇で魅惑的な香りに、力強く深みのある優雅な味わいは、大切な結婚記念日の乾杯にぴったりなボトルです。
ボトルデザインにもこだわりたい方にはアンリ・ジロー社のコード・ノワールがスタイリッシュでおすすめ。ピノ・ノワールだけでつくられたシャンパンは、美しい透明ボトルに、輝く黄金色のボディが華やかなこだわりのデザインとなっています。
『海に眠る』ユニークなワイン
一般的にワインの作り方というと、畑でとれたぶどうを蔵で醸成させるという工程が知られていますよね。その一方で、海底で眠っていたワインというものも存在するのです。
1907年、スウェーデン沖に沈んでしまったジョンコピング号が載せていたワインの内3,000本は、1998年に引き上げられたときに完璧な保存状態のままでした。
日本のある企業はここから着想を得て、海にワインを沈めて熟成させようというプロジェクトを打ち上げました。このプロジェクトは2年もの計画時期を経て、伊豆の加茂郡南伊豆中木沖で実行されました。海底20mの位置にある倉庫で7ヶ月もの間眠らされたワインはとても美味しいと評判になり、計画は大成功をおさめたのです。
国際評価の高い南アフリカの「クルーフ社シラーズ種」のブドウを使ったこの赤ワインは大変貴重で、貯蔵されていた場所によってお値段は1万円から2万円にもなるそうですよ。海に眠っていたロマンティックなワインは結婚記念日にぴったりですね。
外国で人気の「オレンジワイン」
ドイツで流行していて、最近では日本での認知度も高まっているオレンジワインをご存知でしょうか?オレンジからできたお酒ではありません。ロゼワインがピンク色なように、オレンジワインは特殊な手法で作るオレンジ色のワインです。
使用されているのは白ブドウですが、白ワインと違って皮や種ごと果汁に半年以上漬け込むため、個性あふれる強い風味が出て、くせになる人が続出しています。今まで日本ではほとんど流通していなかったことから、最近の流行りものと思われがちなオレンジワインですが、実は歴史は相当古く、なんと8000年以上前から製造方法が存在していたと言われています。
かつてのジョージアでぶどうをまるごと樽に入れて土に埋める非常にシンプルな手法を取っており、それが2013年に世界遺産として認められたことがきっかけでオレンジワインは世界中に広まることとなったのです。近年の自然派ワインの流行とあいまって、古典的でシンプルな作り方が人気のようです。
普段からワインを嗜んでいるようであれば、記念日はこういった一風変わったワインがおススメです。
大切な場所を記念に贈る日本ワイン
大切な人の出身地や思い出がつまった場所で生産された、日本ワインをプレゼントしてみるのはいかがですか。近年、各地域の特色を活かしたワインの生産が盛んになっており、高品質で多彩なワインを楽しめるようになりました。生産地は、「甲州ワイン」が有名な山梨県をはじめ北海道から九州まで、国内で行われるワインコンクールには約750銘柄が集まるほど種類も豊富です。大切な場所で造られたワインをきっかけに、改めてお互いの大切さを感じることができるでしょう。
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結婚年のワイン
ワインのラベルには、ブドウが収穫され醸造された年の年号が書いてあることがほとんどです。ゆっくり年数を重ねて穏やかな味になっているワインもあれば、若くみずみずしいワインもあります。結婚記念日のお祝いに、結婚した年に醸造されたワインを贈ってみてはどうでしょうか?
紅白ワイン
お祝い事なら、赤ワインと白ワインの両方を並べた紅白ワインもおすすめです。同じワイナリーの似たようなラベルを持つ赤と白のセットにするもよし、ご夫婦の誕生年の年号で選んで紅白にしても、喜ばれること間違いないでしょう。
ラベルがハートマークのワイン
世界にはワインの数だけ銘柄やラベルがあります。
愛を誓った結婚記念のワインなら、「LOVE(愛)」や「エスポワール(希望)」といった愛称のワインや、ハートマークのラベルがあるワインなども粋なギフトです。
一説には、ラベルのデザインに凝ったワインにはハズレがないとか。ラベルのデザインからワインを決めてもいいかもしれませんね。
写真付きのオリジナルラベルワイン
ワインは飲んだ後もワインボトルやラベルを残すことが出来るアイテム。
夫婦や家族の写真が印刷されたオリジナルラベルを作り、ワインボトルに貼って贈れば世界にひとつだけのギフトになります。
ワイン通の夫婦に贈るなら?
ワインが好きなご夫婦に「あっ!美味しい」と言わせたいなら、ワイン専門店にいるワインソムリエに相談してみましょう。
値段やシチュエーションなどを伝えれば、飲み頃のおすすめワインを勧めてくれるはずです。一方、ワインをあまり飲みなれていないご夫婦に贈るなら、アルコール度数が低めのクセがないワインがおすすめです。
特に女性は赤ワインより白ワイン、辛口より甘口のほうが抵抗なく飲めるかもしれません。
相談する際は、以下のことを伝えるとプロも選びやすいでしょう
もしはっきりした好みがわからなくても、「前こんなのを飲んで美味しかった」「新しいものにチャレンジしたい」と伝えれば、候補となるワインをいくつか出してきてくれるので、その中から選ぶと間違いないでしょう。
相談できるプロがいる店であれば、ワインの品質管理もきちんとされているはずです。お気に入りの一本を見つけてみてくださいね。
ワインは種類が多いので、どれにしたらいいのか迷ってしまうかもしれません。結婚記念日という大切な日を彩りたいなら、お祝い事に喜ばれるワインやセンスの良いワインを選んで、ご夫婦の思い出に一役買いましょう。
alice0109maki
愛知県で主婦をしながらライターをしています。食べることとお酒を飲むことが大好きで食レポをよくアップしています。ファッションにも興味があって、インスタを活用しています。これからいい記事を書いていきたいと思っているのでよろしくお願いします。