黄玉婚式の意味とは?
黄玉婚式の「黄玉」とは、トパーズのことです。トパーズには「誠実」、「友情」、「潔白」などの意味があり、自分にとって必要なもの、自分が望むものに出会う力を与えてくれる石であるともいわれています。
トパーズという名前の語源には諸説あり、はっきりしていません。トパーズが産出された島が霧に閉ざされており、探し当てるのが難しかったということから、ギリシャ語で「探し求める」という意味のtopazos(トパゾス)から来ているという説。トパーズが産出された「トパシオン」という島の名前に由来するという説。古代インドのサンスクリット語の「火」を意味する「tapas」から来ているという説。どれが正しいにせよ、はるか昔から、トパーズが貴重品として大切にされて来たことをうかがわせます。実際、トパーズは古代インドでは傷を治す力のある石、エジプトでは太陽神ラーのシンボルとされてきました。非常に硬いものであり、現在でも宝飾品として人気があります。
ちなみにトパーズは、黄玉という日本名から黄色い石をイメージされることが多いのですが、実際に一番多いのは無色透明のものです。ピンクトパーズやブルートパーズのほか、ブラウンやオレンジ、グリーンなど、様々なカラーを持つものもあります。
黄玉婚式に送りたいプレゼント
黄玉婚式のプレゼントにジュエリーを選ぶとしたら、やはりトパーズを使用したものでしょう。大切なパートナーに深い愛情と感謝を込めて互いにプレゼントし合ったり、二人おそろいで身に付けられるアクセサリーなどを記念に購入したりするのも素敵です。トパーズはカラーが豊富なので、それぞれ好きな色を選んでも良いですね。選んでいる時間もきっと楽しいものとなるでしょう。
しかし、忙しくてなかなか時間が取れない二人にはゆっくりと二人で過ごす時間がお互いにとって何よりのプレゼントかもしれません。食事を楽しみながら、二人で過ごしてきた時間をしみじみと振り返る時間も、かけがえのないひとときです。二人でショッピングをしたり、ちょっとしたドライブに出かけたり、散歩をしたり。たとえ短い時間でも、きっと思い出深い時間になるに違いありません。結婚記念日をきっかけにして、出会ったの頃のことや、新婚時代の生活、夢中で過ごしてきた子育て真っただ中の時期など、ふたりで語り合うのも二人の絆を確認できる心温まる時間となるでしょう。
黄玉婚式のワンポイントアドバイス
結婚16年目を迎える頃は、仕事も充実してきて多忙な時期です。大げさなことはできなくても、できれば二人で一緒に何かできれば嬉しいですよね。
1日どこかに出かけるような時間はないけれど、ちょっと何か普段と違うことをしたい時には、二人でゆっくりと映画を観に行くのがおすすめです。結婚前にデートをした映画館に、久しぶりに二人で行くのもいいでしょうし、ロマンチックなラブストーリーやミステリー、SFなどを観るのも楽しいと思います。
二人が出会った当時の映画から、16年目の今見えている世界を描くものまで、自分たちとオーバーラップするような瞬間に何かを見出したり、全く関係のない場面から新たな何かを発見したり。二人で同じ映画を見ることで、互いに関する新たな発見もあるかもしれません。
出かける時間が取れなければ、昔二人で見た映画や、お気に入りの映画のDVDを、自宅で部屋の灯りを暗くして、じっくりと入り込んで観るというのもおすすめです。これだって、普段はなかなかできないこと。自宅でまったりとした時間をすごすのも時にはいいものです。
映画は、現実では体験できない違う世界をみせてくれるものです。また、昔一度見たことのある映画でも、もう一度見てみると昔は気が付かなかったことに気が付いたり、年齢を重ねたことで昔とは違う見方をしていたりすることもあります。二人で昔の映画を見てみると、お互いの成長や夫婦としての絆の深まり、歩んできた道のりなどが感じられるかもしれません。
結婚記念日は、これまで共に歩んできた月日の大切さをしっかりと胸に刻んで、二人の新たな歴史を歩き始める決意の日でもあり、また、道しるべでもあります。トパーズの石の持つパワーのように、互いに必要とするパートナーを探し当てた奇跡を大切にして、また次の道しるべに向かって1日1日を刻んでいってください。
ぴょん
映画と読書が好きで、最近ではスマホの電子書籍にはまっています。かさばらないし、いつでも読めるのでお気に入り。結婚○○年目で、子供もすっかり大きくなりました。最近やっと夫婦らしくなってきたかなと感じる今日この頃です。