楽しいはずの家族旅行が修羅場になった我が家の失敗事例

楽しいはずの家族旅行が修羅場になった我が家の失敗事例

本来ならば楽しい家族の思い出作りとなるはずの家族旅行ですが、非日常の空間ではさまざまなトラブルが起こりがちです。イレギュラーの連続にイライラが募り、ついには大げんかに発展してしまったことが何度もあります。ここでは実際にあった喧嘩の内容と、円満に旅行をするための秘訣を紹介します。

旅行中のトラブル①自動車内で起こる喧嘩

本来の性格が出ると言われる車内では人間関係のトラブルがつきものとはよく言われていること。私と夫が自家用車で旅行にでかけたときは、出発してすぐに問題が起こりました。せっかちな夫は早く到着したいという一心から高速道路でスピードをあげて走り続けていました。

法定速度内で走っている他の車には「遅い」と苛立った口調で文句を言い、前方の車を追い越すたびに車線変更をしていたので、私は落ち着いて座っていられません。車内で過ごす時間も旅行の一部なのに...そう思って、さり気なく「もうちょっとゆっくり行こうよ」と声をかけるとむっとされてしまいます。

徐々に会話も少なくなり、ホテルに到着するときには、気遣いでヘトヘトでした。

旅行中のトラブル②価値観の違いが露呈

旅行という非日常の空間を味わう機会には、普段とはちょっと違う経験を取り入れたいと考えていました。奮発してハイクオリティなホテルに泊まったり、豪華な名物料理を食べてみたり。しかし夫にはこうした考えには至らないようで「ホテルは寝ることができればそれでいい」「安いレストランを見つけたからそこに行こう」など、とにかく節約志向。

せっかく遠くまで来たのに、いつもと変わらないチョイスに心底がっかりしました。そんな私の気持ちは全く旦那には伝わらず「贅沢」「わがまま」と散々言われ、社内での苛立ちもあったせいで再び大喧嘩に・・・。

旅行中のトラブル③旅先で見せた非常識な態度で喧嘩

「旅の恥はかき捨て」とはいうものの、大人として最低限の常識はわきまえて振る舞いたいものですよね。しかし、夫は旅行先で弾けてしまうタイプの人間のようで、旅館の部屋を散らかしたまま出ていこうとしました。「ちょっとはきれいにしておこうよ」と声をかけても「どうせもう二度と会うことないから」と涼しい顔。普段なら軽く流せることも、この日はイライラが募っていたせいか私も我慢できず「なんて幼稚なの!」と子供を叱るように怒鳴ってしまいました。

この私の発言に夫も怒り出し、互いに言わなくても良い不満のぶつけ合いに発展・・・。傷つけ合ってしまう結果となりました。

旅先では喧嘩が起こりやすいものですが、せっかくの旅行を喧嘩で終わらせてしまってはお金も思い出も台無しです。「楽しみにしていたからこそ、イレギュラーが発生すると頭に来てしまうのだ」と自分に言い聞かせて、一歩ずつ譲りあうことが円満に旅行をするコツかもしれませんね。
また、いきなり長期間の旅行にいくと不満が噴出する頻度が増すため、旅行初心者の夫婦は近場からはじめてみるとお互いの癖や嗜好がわかるでしょう。少しでもよい思い出となる旅行をしたいものですね。

かつては旅行添乗員としていろいろな場所を飛び回ってきました。今はライターとして幅広い分野に関する情報をまとめて皆様に提供しています。よりわかりやすい記事を書くことがこれからの目標です。

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