毎年、記念日は同じ場所で過ごすということ

毎年、記念日は同じ場所で過ごすということ

毎年、奥さんの誕生日に同じ場所で家族の写真を撮り続ける・・。私が仲良くしている夫婦の感動エピソードを紹介します。

奥さんの誕生日にはいつも石垣島へ旅行

私が仲良くしている友人夫婦は、ご主人も奥さまもどちらも大の旅行好き。暇さえあれば、キャンピングカーに乗って家族で旅に出かけています。そんなご夫婦が、毎年ある時期にいつも行くと決めているところがあります。

それは、石垣島。お気に入りのロッジがあるそうで、そこには毎年泊まっています。
そして、時期は必ず奥さんの誕生日。
お仕事の都合などで前後の日程は多少ずれることもあるけど、絶対に誕生日の瞬間だけは、石垣島にいられるように調整するそうです。

毎年同じ場所で撮り続けている写真

筆者が感動したのは、一冊のアルバム。そこには、毎年、石垣島の同じ場所で撮り続けた写真がありました。
最初の頃は、まだ結婚する前。美容師をやっている旦那さまは少しやんちゃそうな面持ちです。そして、2年後は結婚して初めての石垣島。お二人の左手薬指にはペアリングが光ります。それから子どもが生まれ、次の写真では、奥さんが赤ちゃんを抱き上げている姿。そして、二人目が生まれて、その子どもたちもどんどん成長していく姿が収められています。
最新の写真では、家族四人とも立ってこちらを見つめている光景が。旦那さまもすっかり落ち着いたパパの雰囲気になっていました。

毎年特別な場所で、家族の成長を収めているという企みに思わず感動してしまいました。
よく小さい頃に自分の身長が伸びていることがわかるように柱に印をつけていましたが、その感覚と似た家族の成長を祝うイベントですね。それを石垣島という自宅から遠く離れた場所でやり続けているというのが本当に素敵ですよね。

第二の故郷のような存在

友人夫婦のことは、石垣島に住んでいる方たちからもけっこう知られているようで、毎年奥さんの誕生日付近は、ロッジの管理人もいつもの部屋を空けておくようにするのだとか。よく行くカフェやレストランの店員さんも覚えていて、子どもを連れてきたら親戚のようにかわいがってくれるそうです。

友人夫婦にとって、第二の故郷のような存在になっている石垣島。地元以外にも慣れ親しんだ環境があるのは幸せな事ですね。毎年成長した姿でそこに行くのを目標にすることが、日々の生活の活力になっているそうです。これから長男が小学校に通うようになるので、今までのように毎年同じ時期に行くのは厳しくなりそうだと残念そうでしたが、時期を少しずらしてでも必ず行くようにすると言っていました。

子どもたちがもう少し成長して物心がついてきたら、両親がこのようなことをずっと続けてくれていることに感謝するでしょうね。

友人夫婦のすてきなエピソードを紹介しました。
石垣島まで行くのはなかなか難しくても、毎年同じところへ旅して、家族の成長を確認し合う機会にしてみてはいかがでしょうか。

小石を蹴ってあぜ道をゆらゆらと進む自転車。遠い田舎の縁側から、広いネットの世界にダイブして泳ぐ生活。色んなジャンルの知識を集めて発信していきます。

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