誕生日にサプライズで嬉しかったこと

誕生日にサプライズで嬉しかったこと

ある年の誕生日、私は風邪をひいて寝込んでしまいました。企画していたイベントも中止し、へこんでいたところ夫がサプライズでお祝いしてくれたのです。誕生日に感激したことをお話しします。

せっかくの誕生日に・・・

私は風邪をひいてしまいました。
前から準備していた企画は実現できず、予約していたお店をキャンセルし、とてもへこんで寝ていました。熱や咳が出て誕生日どころではなく、病院へ行って薬をもらい、ただただ寝ているだけしかありませんでした。
一緒に計画を立ててくれた夫にも申し訳なく、彼が仕事から帰ってきたらどうやって謝ろうかということばかり考えて泣きながら寝ていました。

夕食を作る元気もなく夜になり、夫が仕事から帰ってきました。
風邪で寝ていることはメールで知らせておいたのですが、私はてっきり「なんだ、食事も作ってないのか?」と言われるだろうと思ってビクビクしていました。ところが帰ってきた夫は心配そうに私の様子を見て「寝てていいよ」と言いました。
そのままキッチンへ向かう夫を見て唖然としました。普段は私がメインで家事をするので、夫がキッチンに入るのはとても珍しいことなのです。ラーメンくらいなら作れるのは知っていますが、まさか風邪をひいた私にラーメン作ってくれるつもり!?いや、それはそれで嬉しいけど・・・と戸惑う私。

「トントン・・・」これは料理をしている音!?

しばらくするといい匂いがして「起きられる?」と聞かれました。
「しんどくてベッドに座るのが精一杯だと思う」と答えると「わかった」と夫が何かをゴソゴソ探していました。
そしてまたしばらくすると、夫がお盆におかゆと卵焼きをのせてベッドの横に来てくれたのです。びっくりしました。「炊飯器に米あったしさ、一人暮らししたことがあるから卵焼きくらいは作れるよ。美味しいかどうかわからんけど、食べてみて」夫は恥ずかしそうに言いました。
食べて、またびっくり。美味しいのです。
「美味しいよ!こんなにお料理上手だったのね。知らなかった。ほんと、美味しい!!」
「そうか、良かった。早く元気になれ」夫は嬉しそうでした。

食事だけでも十分なサプライズ

夫が隣の部屋から何か持ってきました。
「はい、これ、誕生日のプレゼント」そう言ってきれいな包みを渡されました。
「プレゼント買ってきてくれたの!?忙しいのにごめん、そんなのよかったのに」私は慌てましたが、内心とても嬉しくてそれ以上なんと言っていいかわかりませんでした。
「いいから開けてみて」と言われ、開けてみるとそれは私が欲しくてたまらなかったものでした。好きな化粧品ブランドのクリスマスコフレ!
「どうして?どうしてこれが欲しいって知ってたの??」
「だってこの前雑誌で見ていただろ、すごく欲しそうな顔してたしさ」

私の誕生日はクリスマスに近く、ちょうど見ていたファッション雑誌にはブランド化粧品のクリスマスコフレ特集がありました。 私が好きなブランドも限定コフレを出していました。でも高いし、なかなか買えそうにないとすっかり諦めていたのです。
「夫がちゃんと私を見ていてくれた」そのことにとても感動しました。誕生日にサプライズで好きなものをプレゼントしてくれるなんて、夫の優しさと観察力に本当に感動したのでした。

それからは事あるごとに「あの時は嬉しかった、ありがとう」と言っています。
お礼を言われるたびに夫も嬉しそうです。
ありがとうの気持ちは何度も表した方がいいのだと思いました。

家事や社会活動が好きで、いろいろなことに興味を持っています。子供二人を育てたママですので、育児や家族での行事のことなどに詳しいです。働くママの応援ができるように、今まで経験してきたことがお役に立てればと思っております。

夫婦のヒトコマ劇場夫婦のヒトコマ劇場