1.日本のことわざ
「夫婦別あり(ふうふべつあり)」
親しい夫婦の間でも、お互いに遠慮や礼儀があるべきという意味。
夫婦は最も近い人間関係だから、つい「礼」を失いがちです。しかし仲が良くても相手を尊重し、礼を尽くすことが大切なのでしょうね。
2.イタリアのことわざ
「口に出さなければ神様も聞き届けようがない」
日本では「以心伝心」といった格言もありますが、やはり言いたいことはちゃんと言葉にしなければ相手に伝わらないものです。
3.ロシアのことわざ
「愛はガラスのようなもの。いいかげんに掴んだり、しっかり掴みすぎると、割れる」
結婚年数が経つほどに夫婦の愛情表現は曖昧になってしまうもの。
愛情を保ち続けるために、時に熱情的に、時にほどよい距離感を持つことが大切なのかもしれません。
4.ドイツのことわざ
「結婚生活を長続きさせたかったら、妻は目を、夫は耳をふさぐこと」
結婚生活が上手くいくコツは、寛容さや忍耐力。見て見ぬふりをすることも、お互いのためになることもあります。
5.ユダヤのことわざ
「他人を幸福にするのは香水をふりかけるようなものだ。ふりかけるとき、自分にも数滴はかかる」
夫(妻)が喜んでくれたなら、自分も嬉しいし、喜びを感じるものです。
自分が幸せになるために、まずは相手を幸せにしなくてはいけませんね。
6.サウジアラビアのことわざ
「砂嵐の後の夜空は綺麗」
苦しみを乗り越えたあとに訪れる景色は素晴らしい、現在置かれている困難だけに心を囚われてはダメという意味です。
結婚生活の間には、上手くいかないこともあります。そのようなときはグッと堪えて明るい未来を見据えましょう。
7.イギリスのことわざ
「結婚は悲しみを半分に、喜びを二倍に、そして生活費を四倍にする」
生活費が四倍になるのは哀しいオチですが、結婚することで悲しみを分け合い、喜びが二倍になるのは本当のことですね。
8.エストニアのことわざ
「一窯のパンを焼き損ねれば一週間、収穫が悪ければ一年間、不幸な結婚をすれば一生を、棒に振る」
悲劇的な意味に捉えることもできますが、何事も結果が全てではなく、結果を導くプロセスが大切という意味です。幸せな結婚にしたいなら、二人で作り上げる人生のプロセスが重要であり、努力なしに結果だけを求めてはダメなのですね。
いかがでしたか?世界の「ことわざ」には、豊かな結婚生活を送るためのスパイスが散りばめられています。古くから言い伝えられている多くの結婚の教訓を知って、幸せな夫婦関係を築きましょう。
ハイドレンジア
イギリス人男性と国際結婚し、言葉や文化の違いに戸惑いながら海外で子育て奮闘中です。趣味は読書、ガーデニング、クッキングです。