アンケート結果「夫婦の危機をどう乗り越えましたか?」
1位:会話を増やす努力をした・・・33%
- 顔を合わせるのが嫌でも我慢して話す時間を作るようにした。嫌がられても頑張って続けていたら気持ちは伝わる。(栃木県・42歳女性)
- 「話さなくても分かってもらえる」という考えを止めた。言わないと伝わらない。(静岡県・40歳男性)
- だんだん話すのも嫌になり、ほとんど会話がなくなっていたが、相手を褒めたり、会話を増やすことでギクシャクしなくなってきた。(福岡県・36歳女性)
- ちょっとうまく行かなかった時期はすれ違いの時間が多かったことに気がついたので、意識して会話量を増やすようにしたらもとに戻った。(大阪府・46歳男性)
夫婦の危機を乗り越えるためには「会話」が必要と答えた人が、全体の3分の1を占めました。話したい気分ではなくても、努力して会話の時間を作ることで元通りになったというエピソードが多くありました。また話題も、子供のこと以外にしてみるとか、テレビ番組を共有して話しかけてみるなど、まさに「努力」が感じられるものです。互いを理解し尊重するためには、まず会話がないと、という声もありました。
2位:相手に期待をしなくなった・・・24%
- 期待するから落胆するのだと気がついたのはわりと早かったと思います。期待しなければ何もなくても落胆はせず、何かあれば想定外の喜びになるので良かったです。(山形県・40歳女性)
- 以前は子育てに協力してくれずイライラしていたが、母子家庭だと思うようにした。(愛知県・36女性)
- 結婚当初は喧嘩が多かったですが、期待しなければ失望することもないので諦めました。その分、私にも期待しないでもらっています。(広島県・42歳女性)
2位は、「期待しなくなった」という答えでした。イライラしたり、がっかりしたりするのは、相手に期待するからで、期待をやめればイライラもがっかりもしない、というものです。これは、ほとんどが女性からの声でした。「勝手に期待して、勝手にがっかりするほど無駄で無意味なことはない」と言い切る人もいました。
3位:相手への干渉をやめた・・・15%
- お互い、個人の時間をつくるようにしました。その時間に関しては、干渉もしません。(埼玉県・47歳男性)
- これ以上お互いに嫌な気持ちになりたくなかったから。(宮城県・36歳女性)
- 相手にとやかく言うのを控えるようにしました。(奈良県・34歳男性)
- この人に何を言っても聞いてくれないと思った時に危機を感じました。(埼玉県・49歳女性)
「干渉をやめた」を選んだのは、男性の数が女性を上回っていました。「互いを縛らない」「距離を置く」「要求しない」ことで、喧嘩に発展する回数が減ったというものです。やや達観的ではありますが、事態を悪化させないための気持ちの切り替え方ですね。
4位以下からも、代表的なものを一つずつピックアップしてみます。
- 今のところ夫婦の危機はとくにないです。喧嘩もしますが危機ではないです。(岐阜県・34歳女性)
- 子供はいらない派でしたが、2人だけの生活がマンネリ化してきていたので子供をつくりました。夫婦というより家族の絆みたいなものができたと思います。(愛知県・47歳女性)
- 年に1回は必ず二人だけで旅行をするように決めました。(石川県・35歳男性)
- 寝室を別にしたら意外と会話が増えて仲良くなった。(群馬県・46歳男性)
夫婦の危機を感じた時に選ぶ行動は、1位から順位を下げるにしたがって、危機の深刻度を増しているような印象を受けました。喧嘩をくりかえす程度の危機の場合は、もっと分かり合うために1位の話し合いが最優先になるようです。相手の気持ちも聞き、自分のことも分かってもらい、譲り合うという姿勢です。
話し合っても改善されないとか、分かってもらえないという危機なら、2位の「期待しない」ことに徹すると良いようです。話し合いでの相手の変化が望めないのですから、自分の考え方を根本的に変える、という方法です。さらに、近くにいるといつも衝突が起きるというような関係になったら、互いに距離を置くために3位の「干渉しない」になるようです。口を開けば喧嘩、というのを避けるには、口を開かないという選択です。
他人からは危機を「乗り越えて」はいないように見えますが、時間が経つといつの間にか仲直りしていることがあるのも、夫婦の不思議です。将来「危機」を感じた時の参考にしてみてください。
ブライダルデー推進室
ふたりが一緒になろうと決めた日をお祝いする「ブライダルデー」。日本中の夫婦に、毎年素敵な記念日を過ごしてほしい。結婚記念日に新しい価値を感じてもらいたい。そんな願いを込めて、夫婦円満の秘訣や結婚記念日の過ごし方など、さまざまな情報をお届けしていきます。