セックスレスの定義や原因は人それぞれ
一般的にセックスレスとは「夫婦どちらかがセックスをしたいと思っているのに、特別な理由もなく、1か月以上に渡ってパートナーとセックスをしていない状態」及び「セックスをしない期間が長期に渡ると考えられる状態」と定義されています。
しかし、セックスレスだと感じる期間は人によって異なり、1か月未満でもセックスレスだと感じる人もいれば、半年や1年でセックスレスだと感じる人もいます。特に女性の場合、短い人では2週間でセックスレスだと感じる人もいるようです。
また、セックスレスの原因は、精神的な疲労やストレスをはじめ、夫側の精力の減退、パートナーからの拒否など、人によってさまざまなものがあります。そのため、セックスレスを解消するためには、原因に応じて対応策を検討することが必要になります。
レスにならないためのコツ1:「セックスの回数=夫との愛情の深さ」と捉えない
セックスの回数が減ることで、夫から愛されているという自信を失ってしまったり、夫に対する不信感がつのってしまったりした結果、セックスレスに発展することもあります。その原因には、「セックスの回数が、夫の愛情の深さと比例する」という思い込みがあることも。セックスの回数に縛られるのを避けるためには、セックスと愛情の深さを切り離して考えることが大切です。そうすることで、夫に対して不信感を持ちにくくなり、夫から愛されているという自信を持ちやすくなります。
しかし、セックスの回数を重視しないからといって、何もしないままではセックスしない状態を長期化させてしまう可能性があります。そのため、スキンシップをする時間を増やしたり、性に対してオープンな会話ができるようなコミュニケーションをとったりして、セックスレスに陥りづらい関係づくりをしておくことが大切です。
レスにならないためのコツ2:ルールを決め、あえて夫と寝室を別に!
夫婦の寝室をあえて別にすることも、セックスレスを防止する方法のひとつです。セックスレスの原因のひとつに、「パートナーと一緒にいてもドキドキしなくなった」というような、「夫婦関係のマンネリ化」があります。マンネリ化を解消するために、いつも夫と一緒に寝ているという方は、あえて夫と寝室を別にし、週に1回や月に1回だけ同じベッドで一緒に寝るようにしてはどうでしょうか。夫婦生活に新鮮さを取り入れることが、マンネリ脱却の助けとなり、セックスレス防止の一助となるかもしれません。
しかし、別室で寝るということだけを決めてしまうと、一緒に寝るタイミングを逃してしまい、セックスレスをより長期化させてしまう可能性があります。そのため、夫と寝室を分ける際は、「翌日に仕事がある日だけ別の部屋で、翌日が休日であれば一緒に寝る」など、予めルールを決めておくのが良いでしょう。
レスにならないためのコツ3:上手に甘えられる妻になろう
セックスレスを回避するためには、上手に甘えられる妻であることも大切です。仕事や家事、育児など複数のことをしっかり行える女性の中には、夫婦生活でも自立をしていて、精神的にも金銭的にも、あまり夫に頼らないという方もいるでしょう。しかしそのような場合は、夫の男性としての「庇護欲」や「支配欲」を刺激することがなく、女性としての魅力を夫が感じづらくなってしまうことがあります。女性としての魅力を妻に感じないと、夫は「セックスしたい」という気持ちにならず、セックスレスに発展することも。夫に「女性らしさ」を意識させるためには、タイミングを見計らって上手に甘えることが大切です。例えば、荷物を持ってもらう、必要なものを取ってもらうなど、些細なことでも良いのです。その際、強い口調でお願いするのではなく、「持ってもらえると嬉しいな」、「取ってくれると助かるんだけどな」など、優しくお願いすることがポイントです。日常の中で夫に甘えることから始めて、ひとりの女性として意識してもらえるよう努めてみてはいかがでしょうか。
お互いに思いやることで、夫婦生活を円満にしよう
セックスレスに陥ってしまうと、普段の関係も気まずくなってしまうことがあります。夫婦の間では、セックスも重要なコミュニケーションのひとつです。セックスに対する考え方を柔軟にし、パートナーとそれぞれのセックスに対する考え方を共有したり、密なコミュニケーションやスキンシップを図ったりすることが、セックスレスを回避するひとつの手段でもあります。
また、お互いの状況や気持ちを思いやることは、セックスレスの防止だけでなく、夫婦関係をよりよくすることにも繋がります。「最近パートナーと気持ちがすれ違っている気がするな...」という方は、相手を思いやりつつ、自分が気になっていることを思い切って打ち明けてみて、円満な夫婦関係を築いていきましょう。
たきち
フリーランスでライティングを行い、今年で5年目です。ライティングでは、分かりやすく情報を伝えられるよう執筆しています。結婚式でのギフト制作に関わる仕事も行っているため、さまざまなカップルの結婚秘話や家族のエピソードを伺う機会があります。