家事をやるときは「分担する」という気持ちで声をかけよう
食器洗いや子供の相手...日常生活で夫が妻を手伝う機会は多いもの。しかし、手伝ったつもりなのに妻にあまり認められないということはありませんか?
家事を手伝うにはちょっとしたコツがあります。その一つが声掛けです。家事を「手伝おうか」というのは妻を優しく気遣っている言葉に聞こえますが、実はNGワード。妻の仕事だけれど手伝ってあげる、という気持ちが無意識のうちにあるためです。「何を手伝ったらいい?」というのも同じこと。手伝う時には「食器は洗うから休んでいて」というように、あくまで家事を自分から分担するという姿勢がポイントです。
家事をやった後の言葉にも注意しましょう。細かい夫がやりがちなのが、「ここ、汚かったからきれいにしておいたぞ」などと言ってしまうこと。忙しい中、いつも妻がやってくれているということに感謝して「いつもありがとう」と伝えれば、逆に妻からも感謝されるのではないでしょうか。
食器洗いは率先して!でも妻のやり方を尊重しよう
妻がやってもらいたいと思っている家事の一つが食器洗い。食事を作る準備に追われ、食べたと思ったらまた片付けでは、妻は休む暇もありません。そんなときに家事を手伝えれば「できる夫」として認められます。でも、その際にも気を付けたいポイントがあります。それは妻のやり方を尊重するということ。完全に分担して自分の仕事にする場合は別ですが、たまに手伝うのであれば妻のやり方を大切にしましょう。
食器洗いのコツは、油のついたものとそうでないものを分けて洗うこと。油汚れはぼろ布やティッシュなどで拭き取っておくと素早く綺麗に洗うことができます。お米のついたお茶碗などはしばらく水につけておくと汚れが落ちやすくなります。食器は洗う順番も大切です。汚れたお皿は重ねず、グラスなど油汚れのないものから洗っていきましょう。食洗機に入れるという場合も、ちょっとした工夫が必要です。グラタン皿などは、あらかじめ予洗いしてこびりついた汚れをこそげ落としておかないと、食洗機に入れてもきれいになりません。高価なお皿は手洗いにするなど、洗えるものと洗えないものを日ごろから確認しておくとよいですね。
食器を洗い終わったらシンクのお掃除も忘れずに。汚れをさっとこすって落とし、生ごみなどはまとめて捨てておきましょう。最後にシンク周りをさっと拭いて水気を取ったら終了です。
休みの日に集中家事で「できる夫」に
主婦は365日休みがありません。仕事をしていればなおさらです。休日も家事に追われているのでは、疲れも不満もたまります。平日忙しい「できる夫」は休日が出番。集中して家事を負担しましょう。妻と分担してそれぞれ家事を片付けるのもよいですし、「今日は俺がやるから、たまには休んでいて」と声をかけるのもよいでしょう。
ただ、せっかくの手伝いも、やり方次第では妻のストレスのもとになってしまうこともあります。小さなことですが、例えば掃除機をかけるときは窓を開けて換気し排気を人に向けない、お風呂を洗う時は風呂桶の中だけ洗うのではなく周りの壁まで洗うなど、ていねいにやると妻からの評価も上がります。汚れやすいトイレの掃除なども行うとよいでしょう。
子供の遊び相手はまかせて!
小さい子供がいると、せっかくの休みも子供の相手だけでへとへとになって終わってしまいます。休みの日に子供を外に連れて行って遊ばせる役を引き受ければ「できる夫」と思われるでしょう。その間、妻はゆっくり休むもよし、たまっている家事を片付けるもよし。親子の絆も深まりますし、子供も普段遊んでもらえないパパと外で遊ぶのはうれしいものです。
気を付けたいのは安全面。子供から目を離さない、危ないことはさせないなど、気をつけながら遊んであげましょう。
できそうな家事をピックアップして分担する
何かと忙しい朝の時間。早起きして食事の用意、洗濯、洗い物、ちょっとした掃除などをしているとあっという間に時間がなくなってしまいます。そんな朝の家事を一つでも分担してもらえれば、妻もかなり楽になるはずです。ゴミ出しや洗濯干し、子供の送迎など、できるものをピックアップして、自分の仕事として分担するのも良いでしょう。
嫌々やっていると態度にも表れてしまうので、引き受けた家事をルーチン化しておくとお互いに余裕を持って進められます。
「できる夫」として認めてもらうには、まず感謝の気持ちを持つことが大切です。「やってやった」ではなく、自分の仕事としてできることを引き受けることが、お互いの思いやりにつながるのではないでしょうか。
Bouquet
結婚して15年、夫婦と子供1人の3人家族+猫1匹で暮らしています。趣味はフラワーアレンジメントと料理。お花と写真関係、ライターの仕事をしているため、今の課題は家事や子育てとの両立です!