アンケート結果「夫婦で貯金する際のポイントはなんですか?」
それが全収入額と心得よ
1位:収入から先に貯蓄を引き、残ったお金でやりくりする・・・45%
- あればあるだけ使ってしまうので、「使えないお金」を作ってしまった方がいい。(滋賀県・48歳)
- 主人はお金を渡したら渡した分だけ使ってしまうので先に違う口座に移して、貯金はこれだけしかないよ!と嘘ついています。(大阪府・35歳)
- 財形などをしていたらいつの間にか溜まっているからです。残ったお金でやりくりは大変ですが、それぐらいしないと溜まりません。(兵庫県・44歳)
- 貯金額の分だけ、最初から「なかったもの」というくらいに割り切ってやらなければ、貯金なんてできないと思うので。(福岡県・42歳)
半数近い人が挙げたのは、収入から先に貯蓄分を引いておくという、天引きスタイル。初めからなかったものとしてやりくりしているうちに、確実にたまっているという楽しみが魅力のようです。「あればあるだけ使ってしまうので」というフレーズが、実に多くの回答者に見られました。天引きの方法は、学資保険や財形のほか、妻が手作業で口座を移しているものもあり、各家庭の工夫が見られました。
流れが分かってこそ、貯めどころが決まるもの
2位:「家計簿」を付け、支出のコントロールをする・・・24%
- 家計簿で記録することで、無駄な支出が見えてくる。無駄にお金を使わないことでまあまあ貯金できてます。(北海道・38歳)
- 結婚以来、ずっと家計簿はつけている。だからといってバンバンお金がたまるということはないけれど、お金の流れがはっきりするので、使い過ぎなどの反省の材料にはなる。(京都府・50歳)
- 家計簿の内訳を夫婦で話し合っています。報告会のような感じになります。(神奈川県・43歳)
2番目のポイントは、家計簿をつけること。「支出の流れが把握できる」「無駄遣いしなくなる」といった声が多くありました。やはり計画的に管理するためには、記録は大切ですね。
簡単に手出ししない、神聖な場所をつくるべし
3位:口座を分けて管理する・・・13%
- 生活費とは別の口座に、貯金専用の口座を作って、お金を引き出さないようにする。(神奈川県・35歳)
- 我が家は結婚してから約30年間ずっと、それぞれ別口座でやってきました。貯金もそれぞれ自分のやり方で、使い方もその時々で相談してきました。(長崎県・53歳)
- 夫の会社は複数の口座に分けて給料を振り込んでくれるので、いつのまにか貯まっている。(東京都・39歳)
- 家計の主な支出は、主人の収入から。旅行と自分の楽しみ費用は自分の貯蓄から。残りはそれぞれの口座に貯金しています。別れる時には、会計が明瞭です!(群馬県・45歳)
- 共働きで片方の給料を全額貯金がテッパンですね。貯金を急ぐなら収入の多い夫のほうを貯金したらすぐです。(三重県・33歳)
「口座を分ける」には二通りの解釈がありました。一つは「生活費用の口座と貯蓄用の口座」というとらえ方、もう一つは「夫用の口座と妻用の口座」というとらえ方です。前者は、「天引きスタイル」のように、初めからその金額しかないものとすることで、無駄な出費を防ぐもの。後者は、共稼ぎで互いの使い方に口出ししないというものでした。
思い付きはやめて、計画的に
4位:臨時収入をすぐ使わない・・・8%
- 毎月の決まった収入で確実にやりくりをして、臨時収入には手を付けずにコツコツと貯金するのが一番です。(広島県・56歳)
- 臨時収入の使い道をすぐに決めようとするのは良くないと思います。将来お金は必ず必要な時が来るので、貯める意識が無いと貯まりません。(北海道・39歳)
- 給料は銀行振込で毎月ギリギリで家計が成り立つだけ引き出しているので、もし困ったときには銀行からお金を引き出さないで臨時収入を使うことにしています。(京都府・55歳)
臨時収入があっても、すぐ買い物をしたり遊びに使ったりしないとの回答は、その続きが二つに分かれました。多かったのは、「なかったものとして貯蓄に回す」というもので、一部が、「生活費に困ったときの補てんに使う」というものです。
イチかバチかはバチが多い
5位:宝くじを買わない・・・6%
- 宝くじはぜったい当たらないので無駄使いだと思っている。ほかの無駄使いもしない。(宮城県・58歳)
- 何十年も当たったことが無いのに、未だにどうして大量の宝くじを買ってくるのかが不思議でなりません。そんなこと言うと喧嘩になってしまいますが。(宮城県・36歳)
- 旦那は気が向けばチョコチョコと宝くじを買っています。宝くじは買わなければ当たらないとは言いますが、当たらない確率が高く、1枚買うだけでももったいないと思ってしまうし、夢を見るより現実を見ろといいたいから。(新潟県・47歳)
宝くじは、評価が二分するところですね。一攫千金の夢が0%ではないけれど、0%に近い。ギャンブルとは違うけれど、ギャンブルに近い。貯蓄という点からみると、大方「宝くじは無駄」という判断になるようです。
夫婦で計画して、明るい老後を
投資や副業に関しては、「ボーナスは投資信託に回している」「資産を増やす手段を身につけたい」「手堅く株主優待で利益を確定」といったコメントがありました。各家庭、さまざまに工夫を凝らし、貯蓄を続けているようです。手元にお金があると使いたくなるのは、万人共通なので、いかにして自分に(夫に)ブレーキをかけるかがカギとして挙げられました。自動的に積み立てていく方法や無駄遣い防止のための家計簿つけ、普段使いしない口座設定の3つで、全体の8割を超えています。1000万円貯蓄の成功諸氏です。大いに参考にしましょう。
ブライダルデー推進室(バニー)
何でもすぐに調べないと気がすまない、分析が得意な結婚7年目のWebディレクター。 男っぽくサバサバしていると言われる事が多いが、息子のおやつは手作りするのがモットー。 毎日のおやつのせいか、旦那が最近肥えてきているのが気になっている。