アンケート結果「子育て中に喧嘩の原因となることはなんですか?」
教育方針の違いは「解決」より、「譲り合い」が大切
1位:育児について・・・・25%
- 第一子が幼稚園に入園した頃、幼稚園と子供英会話塾の両方に通うのが体力的に無理そうだったのでやめさせたかったが夫が理解してくれなかった。(女性 愛知県・34歳)
- どちらも子供のことを思ってやっていることなので、譲り合いが無い。(女性 秋田県・30歳)
- 教育方針の違いでたまに喧嘩になります。のんびりと育てたいのか、多少は英才教育するべきか悩んでます。(男性 広島県・44歳)
- 仕事を中心に考えているため休みも少なく、子供の日常に興味がないから。話してもふうん、で終わってしまう。(女性 長野県・43歳)
- 夫はいつも手を抜いてタブレットなどで子供を遊ばせます。私としてはたまの休みくらい外で元気に父親と遊ばせたいです。(女性 東京都・39歳)
- 共働きですが、育児も家事もすべて私がやっている現状が不満で、つい小言を言ってしまいます。(女性 奈良県・42歳)
回答者の4分の1が筆頭に挙げたのが、まさにそのまま「育児について」でした。内容は大きく2つに分かれ、1つは育児方針の違いによるもの、もう1つは、夫が子育てに非協力的であることへの不満でした。その背景には、自身の子供時代が関係しているかもしれません。教育方針の違いからくる喧嘩は、解決が難しそうです。
双方、愛する我が子のための主張ですから、譲れない気持ちが強く働くのは無理ないですね。とはいえ、「パパとママはいつも僕のことで喧嘩している」と子供に思わせるのも切ないもの。習い事の件はママの意見を通したから、ゲームのルールはパパに合わせるなど、譲り合う努力が大切なようです。
「お金の使い方」が原因の喧嘩は、ルール作りで防ぐ
2位:お金の使い方について・・・・23%
- 子育てでこれからお金がかかるから少しでも貯金したいのに、後先考えずに大きな買い物をして平気でいること。(女性 三重県・35歳)
- 独身の時の気分が抜けずに無駄遣いしてしまうことがあるので。(男性 長野県・41歳)
- 子供に対して無駄なお金を使用することに対して注意をすると、口論になることが多いです。(男性 北海道・41歳)
- 子供はお金がかかるのでとにかくお金絡みが多いです。(女性 神奈川県・36歳)
- 子育てに重要なのは、お金を使う上での優先順位だと思うので、その部分は、いつも主張合戦になります。(男性 千葉県・37歳)
- 喧嘩になるほどではないが、空気が悪くなるのは大抵お金に関すること。(男性 愛媛県・41歳)
続いてトラブルの元に挙げられたのは、お金の使い方。子供の将来を考えて節約、貯蓄する中、パートナーの「無駄遣い」を指摘する声が多く見られました。また、考えてみると喧嘩の原因は大抵お金だという、現実的なコメントも。
限りあるお金を、互いに納得して使うためのポイントは、以下の3点にまとまられそうです。
①月にどのくらいまでなら自由に使って良いか相談しておく...その範囲内なら口を挟まない
②自分にとっては不要に見えても「無駄遣い」と決めつけない...人によって宝物の場合もある
③大きな買い物は前もって相談する...時期をずらすだけで円満解決になるかも
一緒に生活するパートナーとして必ず発生する問題ですので、参考にして不要な喧嘩を防ぎたいものです。
週末の過ごし方は「なんとなく」より「どうしたいか」を伝えておいたほうが良さそう
3位:週末の過ごし方について・・・・21%
- 子供を外に連れ出したいのに、仕事で疲れて、ダラダラ家にいたいと言って、喧嘩になります。(男性 福岡県・35歳)
- 週末くらいは、というお互いの言葉に、お互いに腹を立ててしまいます。(男性 埼玉県・39歳)
- たまの休みは出かけたい夫。ゆっくりやすみたい私。「今週はお出かけ」「来週は家で過ごす」のように交互に過ごしています。(女性 東京都・33歳)
- 子供の世話をしないで、自分だけ友達と遊びに行こうとするので頭にきます。(女性 長崎県・36歳)
- 旦那は自分の趣味を優先しようとするが、できるだけ子供と過ごしてほしい。(女性 福岡県・29歳)
- 子供が産まれたばかりの頃の話です。妻が育児に手いっぱいになり、私が休日の日は育児のほとんどを任せるようになってきました。最初は大変なのだろうと我慢していましたが、あまりにも家事と育児をしなくなったので喧嘩になりました。(男性 広島県・32歳)
喧嘩の原因になることの第3位は、「週末の過ごし方」。一番顕著だったのは、「週末くらい家でのんびりしたい派」と、「週末くらい外出して気分転換したい派」のせめぎあいでした。
週末「くらいは」、がポイント。本当はもっと遊びたいのに、我慢して迎えた週末。本当はもっと眠りたいのに、寝不足が続いた週末。そのストレスの解消法は、人によっても場合によっても違うので、今週と次週で譲り合ったり、季節によって外出の割合を工夫したりというさじ加減が、喧嘩を減らす糸口になりそうです。
喧嘩は理解してほしい相手こそのもの。理解してもらう前に自分から相手を理解してあげよう
夫婦喧嘩は体力も消耗するし、何より気分が悪いもの。ついつい熱くなって言い過ぎてしまうこともありますね。そんなトラブルがなく、結婚生活のすべてがスムーズに進めば言うことなしですが、育ちも価値観も違う二人に何の摩擦も起きないなど、まずあり得ないことでしょう。
そもそも理解してほしい相手だからこそ、起きる喧嘩です。理解してもらうためには、説明や努力が不可欠ですし、相手を理解しようとする態度も必要です。感情に任せて否定することから始めた喧嘩が、簡単に気持ちよく収まるとは思えませんね。根気よく話し合う時間や、譲り合う姿勢を持ちながら、一つひとつをすり合わせていく手間を惜しまないこと。そんな日ごろからの心がけが、大切といえそうです。ブライダルデー推進室(バニー)
何でもすぐに調べないと気がすまない、分析が得意な結婚7年目のWebディレクター。 男っぽくサバサバしていると言われる事が多いが、息子のおやつは手作りするのがモットー。 毎日のおやつのせいか、旦那が最近肥えてきているのが気になっている。