アンケート結果「子育て中、妻に対して不満を感じるのはどのような時ですか?」
立場は違えど、大変なのはお互い様という理解が必要
1位:「俺だって仕事してるよ」自分ばかり大変だと主張される・・・・38%
不満を感じるダントツ1位は、「自分ばかり大変だと主張される」でした。裏を返すと、こちらの大変さも理解してほしい、ということで「子育ての疲れは分かるけど」から始まるコメントが目立ちました。
- 子育てがストレスのかかることだと頭では理解しているつもりだけど、仕事を頑張っている自分にも感謝してほしい気持ちになることがある。(男性 埼玉県・41歳)
- 子育てが大変なのはわかるが、妻が自分の大変さばかり訴えてくるので、家でも気が休まらないため。(北海道 30歳)
- 家事、育児は年中無休で疲れている、と主張してきます。そうは言っても外で働く自分とは疲れる性質が違うので、こちらの疲労も理解して欲しいです。(男性 広島県・39歳)
夫がしている仕事に関し、低い評価をされるとやる気を失う、という回答も多くありました。立場は違えど、認められたいという気持ちは誰しも持つものですから、気をつけたいところです。
- 遊んでいるのではなく、仕事してるのに何もやってない扱いは、精神的に辛いです。(男性 愛知県・46歳)
- あなたって仕事だけすればいいからラクだね、と言われた。(男性 東京都・40歳)
- いつも仕事してないくせにと言われます。つらいです。(男性 愛媛県・46歳)
多くの男性が、「子育てが大変なのは分かるが、外で仕事するストレスも理解してほしい」と思っているのに対して、「外で仕事するのは当たり前。家事や育児に忙殺されている私を労い、手伝ってほしい」と思う妻の姿が重なります。どちらも、「まずは私の大変さを受け止めてほしい」ということですから、大切なのはパートナーを尊重し合う気持ちと言えそうです。
手伝ってくれない夫はもしかしたら妻のせいかも?
2位:「手伝いたくても...」家事や育児の間違いを細かく指摘される・・・・20%
ひと昔前と違い、家事をすることに抵抗感を持つ夫は、ずいぶん少なくなったようです。にも関わらず、「あなたは家のことを何もしない」と、妻に言わせる原因は、もしかすると妻自身にあるかもしれません。夫のやる気を失わせる言動に、心当たりはないですか?中には、夫の気持ちや努力が空回りしていると思われるケースも。
- 風呂掃除や部屋の掃除機かけなど週末には協力しているのですが、泡の流し忘れや掃除機の甘さを細かく指摘されるとイラッときます。(男性 神奈川県・37歳)
- 普段やり慣れてないので、とりあえず教えて欲しいけど、後出しで怒るのはちょっと勘弁して欲しい。(男性 愛知県・35歳)
- 一生懸命したところで、わざとため息などつかれる。(男性 富山県・29歳)
- 調理師である私はたまには料理をしてあげたいのですが、全くさせてもらえません。(男性 東京都・44歳)
- 手伝おうとしても、妻のやり方があるので、邪魔だと言われる。(男性 福岡県・39歳)
- 育児について調べたりなどしてもなかなか意見が合わず注意されることが多い。(男性 埼玉県・26歳)
同じ家事でも、やり方は千差万別です。自分方式に合わせさせるより、「こんなやり方もあるんだ」と楽しめるような、心の余裕を持ちたいですね。長い目で見れば、夫婦二人とも家事、育児、仕事が出来るに越したことはありません。夫婦が共通して求めていることは、1位にもつながりますが、自分を認めてくれる気持ちです。自分を認めてもらうために、まずは相手を認める努力が必要なのかもしれません。
何も言わないけれど、本当は寂しいかもしれない夫たち
3位:「俺だって構ってほしい!」子供にしか興味がなくなる・・・・17%
子供ができると、子供中心の生活になるのはやむを得ないもの、とは思いつつも一抹の寂しさを訴える回答が、相当数ありました。また、子供のパパとママである前に、本来の夫と妻の関係を意識したいという声も。
- 子供ばかりに目がいって会話もままならない。(男性 栃木県・39歳)
- しかたないと分かっていても、構ってくれないと淋しいもの。自分も子供になりたくなる。(男性 東京都・30歳)
- 子供が最優先になり、例えば自分が体調悪くなっても、自分でなんとかしろ、といった風にまったく気遣ってもらえない。(男性 東京都・34歳)
- 子供が一番大事なのはもちろんですが、私の中で妻も子供と同じように大事です。育児に一生懸命な妻に感謝していますが、たまには自分のことも気にかけて欲しいと思うことがあります。(男性 広島県・32歳)
- 子供が中心になって、二人の時間がほとんどなくなった。もう少し、二人の関係も大切にしてほしい。(男性 埼玉県・40歳)
- ホルモンの変化のせいだと聞くのですが、女性ではなく母になってしまい、子供のことで頭がいっぱいで、自分はあまり寄せ付けてもらえません。(男性 兵庫県・39歳)
家の中で一番小さな子供が、日々の生活の中心になるのは当然と分かっているので、「こっちも見てよ」と大きな声では言えない夫たち。でも本音では、ちょっぴり寂しいパパ側の気持ちも心に留めて、たまには優しい言葉をかけてみるのも大切なようです。
子育ては大変だけど、また二人になる将来も見据えてみる
互いに何か惹かれるところがあって結婚した二人でも、時の経過とともに愛情表現は変わってくるものですね。
特に子供を得ると、予定通りにいかない時間も多くなり、寝不足や疲労度も増し、目の前の仕事をさばいていくだけで精いっぱいな毎日になったりもします。
しかしながらそんな中でも、パートナーは一番の相談相手であり、交代要員であり、心の拠りどころでありたいもの。今の怒涛の子育て時代が過ぎれば、またすぐに2回目の二人暮らしが始まるかもしれません。その時「二人暮らしなんてまっぴらごめん」と思うか、それとも「また二人の時間が持てる」と楽しみになるか。できれば後者が良いですね。そのためのキーワードは「尊重」であることが、今回のアンケートから浮かび上がってきました。
ブライダルデー推進室(バニー)
何でもすぐに調べないと気がすまない、分析が得意な結婚7年目のWebディレクター。 男っぽくサバサバしていると言われる事が多いが、息子のおやつは手作りするのがモットー。 毎日のおやつのせいか、旦那が最近肥えてきているのが気になっている。