イクメンの期待はほどほどで夫婦円満に!

イクメンの期待はほどほどで夫婦円満に!

ここ近年、男性も積極的に子育てに参加するような流れになってきたように思います。しかし、男性であるパパは、仕事に育児にママほど器用になんでもはこなせません。パパへの子育てに対する要求度が高ければ高いほど、ママのイライラが募り、思わぬ家庭不和を招きかねません。そうならないためにも、パパへの子育てに対する要求はほどほどに、お互いが笑顔で夫婦円満に過ごせるようにしてみませんか?

以心伝心は思わぬトラブルに シンプルに言葉で伝える

家事などで忙しく手が離せない時に子どもがグズって泣いていると、母親だって1人の人間、焦ったりイライラしたりもします。
そんな様子をパパが察して子どもをあやしてくれればママとしては助かるのですが、ママの期待とは裏腹に全く気が付かない男性がほとんど。残念ながらママの理想とするイクメンとは程遠いかも知れませんね。

「こんなに忙しくしているのに、なんで手伝ってくれないの?」

そんな状況でも、パパはママの助けて欲しいという心の声には一向に気付かない、そんなものなのです。比較的女性は言葉にしなくとも相手の心を察する事を得意としますが、男性は察するのがとても苦手です。以心伝心は思わぬトラブルに・・・。
「これぐらい言わなくてもわかるでしょ?」は、男性であるパパには通用しません。手伝って欲しい時は、シンプルに言葉で伝えることでパパも進んでお手伝いや子育てに参加してくれるようになりますよ。

ママは司令塔!!

パパが何もしてくれないように見えていたとしても、もしかしたらそれは勘違いかも知れませんよ。
実は、パパはママの大変さに気付いており「自分も何かしなければ!(手伝わなければ!)」と心の中で思ってはみたものの、余計なことをしてママを怒らせてしまうかも知れないと内心はビクビクしているのかも知れません。

ママから見れば呑気そうに見えるパパでも、実はわからないことだらけでマルチタスクな子育てはまさにパニックとフリーズの連続。
手伝う気持ちが無いわけではなく、ただどうすればいいのかわからないのです。
ママはパパの「司令塔」となって的確な指示を。
まずは、手伝ってもらいたいことをシンプルにわかりやすく言葉で伝えましょう。そして、手伝ってもらったら大袈裟と思えるくらいに褒めて、褒めて、褒めまくる。男はおだてて褒めて育てる・・・。=これぞまさにイクメン(笑)
ここまでパパがうまく育ったなら、ここぞとばかりに「イクメン」の本領を発揮してもらいましょう。

家事も育児も得意な方が担当すればいいと心掛ける

ここ近年では共働き夫婦も増え、働きながら子どもを育てているママも少なくありません。
パパが子育てに積極的に参加してくれない夫婦ですと、仕事をしている上に家事に育児にと女性であるママに負担が大きくのしかかってきます。
そうすることで一方的にママの不満やイライラが募り、心の中では悲鳴を上げている状態になります。

男性は女性であるママのように、家事に育児にオールマイティに何でもこなせるわけではありませんが、「得意な方が得意なことを担当する」と割り切ることで気持ちの上でも随分と楽になり、夫婦間がギクシャクせず家庭生活がうまく回っていくようになります。この際、パパは子どもの遊び係に徹してもらいましょう。そうすることで、ママは子どものことを気にせず家事に打ち込めますし、子どもは大好きなパパと思い切り遊べて一石二鳥。子育ても2人で協力し合ってトータルでできればヨシとする。得意なことをそれぞれ分担することで、イライラを軽減し夫婦円満に過ごせるでしょう。

子どもを育てるというのは責任が重くとても大変で長い道程だと思います。
しかしながら、子どもと喜びを分かち合い、時に彷徨いながら過ごす全ての日々はかけがえのない宝物です。
ママが最初からママでなかったように、子どもが1歳ならパパだって1年生。子育てをしながら「パパ育て」をするつもりで、親としての成長を共に楽しんでみませんか。イクメンの期待はほどほどに、みんなが笑顔で過ごせるようにすることが夫婦円満の秘訣かも知れませんね。

マサチューセッツ工科大学工学部卒。星と乗馬をこよなく愛す、ライター兼フォトグラファーです。豊かな結婚生活・夫婦生活とは何かを日々模索中。

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