新しい夫婦のカタチ?「別居婚」で円満な関係を築く方法とは?

新しい夫婦のカタチ?「別居婚」で円満な関係を築く方法とは?

夫婦仲がうまくいかなくなってくると、毎日顔を合わせるのも辛い...という状況になることがあります。離婚したいというほどではないけれど、ストレスはたまっていく。そんな危機を回避するのが「別居婚」です。

「別居婚」が夫婦の危機を救う

「別居婚」とは読んで字のごとく、別居しつつ結婚生活を続けること。離婚が前提というわけではなく、あくまでもお互いのストレスを軽減するために別居しているという状態です。実際に、同じマンションの中に2つ部屋を持っていたり、近くに部屋を借りているという夫婦は増えてきているようです。
別居婚のメリットは、一人の時間が確保されるところ。一人暮らしの気分を味わいながらの結婚生活を送ることができます。好きな時間に寝て、好きな音楽を聴き、好きなものを食べて過ごす。独身時代には当たり前だった時間が再び戻ってくることにより、気持ちに余裕が生まれるのです。 そして、一人の時間を過ごす中で、相手の存在の大切さに改めて気付くかもしれません。自分の苦手な家事をサポートしてくれていたこと。会社の帰りにさりげなくお土産を買ってきてくれていたこと。冷蔵庫の中に自分の好きな飲み物を補充してくれていたこと。日常で起こる小さなことをきっかけに、お互いの良さを再び認識することが期待できます。

別居婚の落とし穴を回避しよう!

しかし、別居婚は良いことばかりではありません。一人で生活することの楽しさを謳歌するあまり、相手に新しいパートナーができてしまい、離婚へと一気に加速する危険性も。
また、金銭面でも負担が大きくなります。経済的に自立している夫婦の場合は大きな問題ではないですが、それでも今までシェアしていた光熱費、税金、保険料などがすべて二倍になってしまうことも。家電などもいちから揃えなければいけない場合もあり、一時的な出費も小さくはありません。それらを回避したい場合には、初期費用が少なく、短期間の利用でも元の状態に戻りやすいウィークリー、マンスリーマンションを選ぶのが賢い手かもしれません。
別居中でも円満な関係を築くには、お互いの生活の様子を定期的に見ることが重要です。離婚が前提でない場合は、週に一度はどちらかの家で食事をする、合鍵を渡しておく、などしっかりとルールを決めたほうが安全です。また、当たり前のようですが、突然病気にかかってしまった場合には遠慮なく助け合うことも確認しておきましょう。

パートナーに向き合うための「一人の時間」

別居しているからといって、夫婦仲がうまく保てないというわけではありません。時には距離を置いて一人の時間が必要な場合もあるのです。子供の有無、配偶者の仕事の有無、離婚が前提なのかそうでないのか、別居婚を選択する際には様々な問題もありますが、冷静に考えることができ、何より一人の時間を確保したことにより気持ちの余裕ができることが別居婚の大きなメリットです。
必ずしも四六時中一緒にいるのが夫婦円満のコツではありません。離れてみて気付く相手の良さ、程よい距離感を保つことにより手に入れることができる平和な関係性。別居婚はこれからもっと活用されるべき夫婦の新しいカタチなのかもしれませんね。

自身の経験に基づく記事をモットーに、恋愛、美容、結婚、旅行、グルメなど幅広い記事を各種メディアに寄稿中。 結婚9年目に突入、女子会の話題が恋愛から健康管理とアンチエイジングに変わりつつあるのを感じてちょっぴり切ない今日この頃。

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