今日からできる!冷え切ってしまった夫婦仲を温める方法は!?

今日からできる!冷え切ってしまった夫婦仲を温める方法は!?

結婚して一緒に暮らしていると、ちょっとしたすれ違いの積み重ねや何らかのできごとを機に二人の間に冷たい空気が漂うこともあります。冷え切った関係を以前のような温かな関係に変えるにはどうしたらいいのでしょうか?夫婦円満にするために、今日から取り組める方法を紹介します。

冷え切ってしまった夫婦の共通点

「冷え切ってしまった夫婦」には、ある共通した状態がみられるようです。
心理士である筆者が、夫婦の状態がわかる簡単なチェックリストを作りました。
気になる方はチェックしてみてください。

  • 二人だけになると話をしない
  • 話すのは報告や連絡事項だけ
  • 子ども抜きで出かけることがない
  • キスなどのスキンシップをしない
  • 相手に関心を持たなくなる

また、「夫婦の不仲の原因」には次のような項目が挙げられます。

  • 子育てについての意見が合わない
  • 夫が家事や子育てに協力してくれない
  • 夫が外で飲んでばかりいる
  • 妻が家事をほとんどしない
  • 夫から、あるいは妻からの暴言が多い
  • 夫婦いずれかの浮気やギャンブル
「冷え切ってしまった夫婦」や「夫婦の不仲の原因」の共通点、あなたとパートナーとの関係にも思い当たる項目はありますか?

夫婦円満のためには「会話」が重要

夫婦円満の秘訣としては「よく話をすることが大切」と言われています。しかし、冷え切った夫婦の間ではメールやメモでのやりとりが増え、話すときも子どもを介すなど直接の会話が減ることが特徴です。

ここで、冷えた関係になる前の会話を少し思い出してください。

  • 誰かの噂話や悪口などが中心ではなかったか?
  • パートナーへ喧嘩腰の物言いをしていなかったか?
  • 相手をうんざりさせるような会話ばかりしていなかったか?

仕事から帰り、ホッとしたいはずの家庭で「愚痴ばかり聞かされるのは疲れる」という男性の声も多いようです。
一方、妻から見た夫は「何を言っても反応が乏しく、口を開けば自分勝手な要求や文句ばかりいう」といった状態に不満を抱く女性は少なくありません。
また、会話をする際に相手にやさしく視線を送ることもなく、ただ声だけで会話していませんか?スキンシップも大切ですが、相手を見て話すことも大切な触れ合いです。

冷え切った関係を修復するにはメールやメモではなく直接話すことを増やし、「いってらっしゃい」など毎日使える言葉をできるだけ顔を見て伝えるようにしてみましょう。ちょっとした会話でお互いの気持ちは和むものですよ。

相手を批判して変えようとせず、自分を変える方がいい

一緒に暮らしていると相手に対する不満が増えたり、受け入れにくい面がどうしても気になったりします。 また、夫婦仲が悪くなればなるほど相手の悪い面が目立ち、物事がうまくいかないと苛立って余計に相手を責めてしまうなど悪循環に陥りがちです。
しかし、悪いのはパートナーだけでしょうか?
自分の気持ちを伝えるときに「わかってほしい」という気持ちが強くなりすぎて相手を批判し、相手に変わることばかりを求めていませんか?相手を変えようとするより、自分を変えて今の状況を変化させる方が現実的です。
自分が変わろうとする努力は今すぐ始められますよ。

さらに、夫婦円満を保っていく上では互いのプライバシーを守り、程良い距離感を保つことも必要です。
相手に干渉しすぎたり、自分の価値観や考えを押しつけたりするのは相手を窮屈にさせ、二人の関係に緊張感をもたらすので気をつけましょう。

「ありがとう!」を伝える

人は満たされていると気づけないことが多いものです。
毎月、安定して収入があること、また、家で食事ができることや綺麗に洗濯した服が着られること等々、当たり前に思いがちななかにもパートナーの努力があります。
「当たり前!」と片づけてしまわずに、感謝の気持ちを持ち、具体的に言葉で伝えることが大切です。すでに気づいているけれど「素直に認めたくない」という気持ちや 「照れ臭くて言えない」と思っていませんか?確かに、素直になるのが難しいときもあります。 しかし、夫婦の冷えた関係を修復したいという気持ちがあるなら、今、あなたに必要なのは素直になることかもしれません。

自分を変えることや素直に感謝の気持ちを伝えることが難しいとしても、「できない!」と決めつけないことが大事です。まず、ちょっとした会話から心がけましょう。 パートナーの反応がよくない場合も相手を責めないように注意しながら、うまくいくように工夫を続けていきませんか? 夫婦円満の関係にするには時間も必要なので焦らずに、でも今日から早速始めましょう。

普段の仕事は心理士として、助産師として女性のこころとからだの健康を支援しています。ライターとしては個人的な経験も含めて、日常生活のちょっとした疑問やふと気になる心配事の解消に役立ちたいと思っています。

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