喧嘩すらしない...「仮面夫婦予備軍」の夫婦の特徴は?

喧嘩すらしない...「仮面夫婦予備軍」の夫婦の特徴は?

パートナーへの愛情が冷めているにも関わらず、人前では仲の良い夫婦を演じる「仮面夫婦」。一見、仲がよさそうに見えても、離婚に踏み切らずに結婚生活を続けている仮面夫婦は多いのです。その理由は「子供のため」「世間体を気にして」「経済的な問題」など様々です。今回はそんな「仮面夫婦」について考えてみましょう。

仮面夫婦になりやすい夫婦の特徴は次の7つです。当てはまったあなたは要注意!

1.「言っても無駄」。喧嘩をしない夫婦は要注意

喧嘩をしないというのは、決して仲が良いということではありません。問題が起きても、相手とぶつかることを恐れ、「言っても無駄」となかったことにする。無駄な喧嘩は避けるべきですが、「喧嘩になるから」と言いたいことを我慢するのはよくありません。そうした積み重ねが夫婦の距離を広げ、いつしか仮面夫婦を作り上げていきます。

2.喧嘩をしても外出すると仲良し...プライドが高い夫婦は要注意

周りの人たちに不仲だと思われたくないというプライドの高い夫婦は要注意です。夫婦二人の時はそうでもないのに、外に出た瞬間、周りの目を気にして無理に仲の良い夫婦を演じてしまう。そんな状態が続くと、次第に仮面を被ることに慣れてしまいます。

3. 「私が・僕が我慢すればなんとかなる」そんな夫婦は要注意

夫婦間の不満や不安を相手に伝えずに、抱え込んでしまっていませんか?「私が我慢すればなんとかなる」と思っていても、そんな状態はそう長くは続きません。どんどんストレスが溜まっていき、次第に相手の顔を見るのも嫌になってきます。それなのに、「世間体があるから離婚はしない」という場合は、すでに仮面夫婦かもしれません。

4.相手の欠点が気になる夫婦は要注意

相手の欠点を受け入れることが、夫婦円満を続けるひとつのポイント。しかし、相手の欠点が「どうしても気になってしまう」「許せない」という人は要注意です。それをきっかけに、ネガティブな気持ちがどんどん大きくなるからです。どうしても許せない相手の欠点に目をつぶり、夫婦円満なフリをするのも仮面夫婦の特徴です。

5.生活リズムが合わない夫婦は要注意

お互い仕事で忙しく生活リズムが合わない、という夫婦もいるのではないでしょうか。家庭で顔を合わせて会話をする時間が少ないと、コミュニケーションもうまくいかなくなります。コミュニケーションが不足すると夫婦関係がうまくいかず、こじれた夫婦関係を修復することもできません。それでも「世間体を気にして」夫婦円満を演じると、仮面夫婦化に拍車がかかることとなります。

6.相手に対する関心が薄い夫婦は要注意

「好きの反対は、嫌いではなく無関心」とよく耳にします。相手がどこで何をしているのか、あまり気にしなくなってきている夫婦は要注意です。相手を「嫌い」と思っているうちはまだ関心がある証拠かも。「嫌いでも好きでもなんでもない」でも「離婚はしなくていいや」と感じている場合は、すでに仮面夫婦化が進行している可能性があります。

7.子供を通しての会話しかしなくなったら要注意

子供を交えて会話することはあっても、夫婦2人きりになると話をしない、話が続かないというのも仮面夫婦によくある特徴です。「子供のため」という理由で離婚をせず、夫婦関係が冷めたままでも生活を続けます。子供がある程度大きくなり独立したら、被っている仮面がはがれるのかもしれませんね。

仮面夫婦になりやすい夫婦の特徴を7つ紹介しました。当てはまる特徴はありましたか?「私たちは大丈夫」と思っていても、ちょっとしたきっかけから仮面夫婦になってしまったという夫婦は少なくはありません。
ぶつかることを恐れて、お互いに関わり合おうとしなくなってきたら、それは仮面夫婦の一歩手前です。一度、仮面夫婦になってしまうと、そこから抜け出すのは至難の技です。そして仮面夫婦の期間が長ければ長いほど夫婦の信頼関係は失われていきます。できるだけ「予備軍」のうちに改善するようにしましょう。

仮面夫婦にならないためには、相手に関心を持って、「一緒に出かける」「会話する時間を増やす」といった基本的なコミュニケーションをとることが大切です。そして何か問題が起こったとしても、先送りにするのではなく、夫婦できちんと向き合って話し合うことが大切です。

元少女まんが編集者で、現在は医療・健康・食の分野を中心に活動するライターです。 大学では女子ばかりの環境で、家族社会学・女性労働問題を学びました。 結婚生活20年を超え、夫婦関係の大切さ、難しさを改めて感じています。

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