逆に愛が深まった?!入籍直後にやらかした大失態!

逆に愛が深まった?!入籍直後にやらかした大失態!

ふたりの新たな人生が始まる入籍日。そんな日の翌日に事件は起きました。本当に大変な状況だったけれど、このことをきっかけに主人の良い一面をさらに知ることができ、改めて主人のことが好きになりました。結婚直後、私の身に何が起こったのか、お話しましょう。

入籍翌日に起こった事件

結婚する前には新居を決めたり、生活用品を揃えたりといろいろと準備が大変ですよね。多くのカップルはこの準備もふたりで協力しながら、進めていくのでしょう。ところが私は、入籍直前まで長期出張に行っていました。もちろん新生活の準備などできるはずもなく、新居の手続きも、新生活の準備もすべて主人に任せっきりになってしまっていたほどでした。

こうして出張で慌ただしい毎日を送る中、ようやく迎えた入籍日当日。朝、婚姻届を主人と二人で役所へ提出し、晴れて夫婦となることができました。予約をしていたレストランで食事をし、ささやかではありましたが入籍のお祝いをしました。長期出張のせいで疲れが残ってはいましたが、それよりも主人と夫婦になれたことが嬉しくて仕方がなく、興奮したままあっという間に1日が過ぎました。そして、いよいよスタートするふたりの新婚生活を本当に本当に楽しみにしていたのです。

長期出張の疲れはまだ癒されていませんでした。けれど、入籍できたことの喜びが大きく、私は自分の体からのメッセージに気付けていなかったのだと思います。実はこの時の私は、相当な無理をしていた状態だったのです。

それは、朝、仕事に出勤するために準備をしていた時に突然起こった出来事でした。メイクを終え、出勤しようと何気なく立ち上がろうとした瞬間、足元に違和感を覚えました。「ん?」と思い、何気なく目をやると...なんとそこは、まさに血の海でした。何が起こったのか正直すぐには理解できませんでした。

まったく痛みは感じなかったのですが、それは私の出血であることがわかりました。けれど、自分の身に起こったことが信じられず、とてもびっくりしたのを覚えています。そして情けないことに、私はそのまま動揺して動けなくなってしまっていました。そんな私を気遣いながらも主人は落ち着いて救急車を呼んでくれ、そのおかげで私は無事に病院へ行くことができたのです。主人が的確な判断をしてくれていなかったら、私は最悪の状況を迎えていたかもしれません。

事件で深まった夫婦の絆

検査の結果、大腸に問題があることが発覚し、そのまま強制入院となってしまいました。「どうして入籍翌日にこんなことになってしまうの!?」と悲しい気持ちになりましたし、おなかの痛みもあり、本当に泣きそうな心境でした。

本来であれば、心待ちにしていた結婚生活がスタートし、まさに幸せの絶頂期であるはずの時期です。それがこうして思わぬ出来事によって、このようなかたちでの新婚生活を迎えることになってしまい、とても悲しかったです。

けれど、1ヵ月半の入院生活の間、主人は毎日朝と夜にお見舞いに来てくれ、嫌味の一つも口にせず、何から何までしてくれました。そして、落ち込む私に対して、主人はいつも優しい言葉をかけてくれました。

入籍翌日の出来事は今まで生きてきた中でも最悪な出来事でしたが、このことがあったからこそ主人の優しさを改めて感じることができ、愛情の深さを知ることができたのだと思っています。

今振り返ると、主人には可哀想なことをしてしまったなと思います。ですが、こうした事件があったおかげで、私はまた主人に恋をすることができました。「この人と結婚することができて本当に良かった」と心の底から思うことができて、今はとても幸せです。

主人とは7年お付き合いをして結婚しました。そして今、早いもので結婚8年目を迎えています。ふたりの共通の趣味は食べること。記念日はおしゃれなお店でディナーを楽しむことが定番になっています。

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